巻き爪を治せばO脚は治る?と船橋市の方から質問

著者:船橋市【巻き爪じゅん船橋店】 木原淳一

巻き爪で親指をかばっていたらO脚が進んだ気がする。巻き爪を治せばO脚も治りますか?と船橋市の方から質問です。

巻き爪がよくなってもクセになってしまった体の使い方を変えないとO脚の改善は難しいと思います。と船橋市の方にお答えしました。

O脚(膝関節の外反変形)は、膝を伸ばした状態で足を揃えて立つと、膝の間に隙間ができる状態を指します。これは、膝が外側に向かって湾曲しているために生じるもので、遺伝的な要因や生活習慣、加齢などが原因で発生します。O脚は、足全体のバランスや姿勢に影響を与え、様々なデメリットを引き起こすことがあり、巻き爪との関係にも影響を与える可能性があります。

目次

### O脚のデメリット

#### 1. 関節や筋肉への負担の増加

O脚になると、膝関節やその周囲の筋肉にかかる負担が増加します。特に、膝の外側に過剰な負担がかかりやすくなり、膝の内側の筋肉や靭帯が弱くなる傾向があります。この不均衡により、膝関節の変形が進行しやすく、長期間にわたってO脚が放置されると、膝痛や関節炎などの症状を引き起こすことがあります。

#### 2. 歩行バランスの崩れと負担の分散不良

O脚では、足の外側に体重が集中しやすく、正常な歩行が難しくなります。足裏全体で体重を支えるべきところが、足の特定の部分(特に外側)に負担が偏ってしまうため、歩行バランスが崩れることがあります。このような不均等な負担は、足全体に痛みを引き起こすだけでなく、膝や股関節、腰にも悪影響を与えることがあります。

#### 3. 股関節や腰への影響

O脚は、膝関節だけでなく、股関節や腰のバランスにも影響を及ぼします。膝が外側に向かって曲がることで、骨盤の傾きや股関節の動きが不自然になり、これが腰や背中の筋肉に負担をかけることがあります。その結果、腰痛や股関節痛が生じ、長時間の歩行や立ち仕事が困難になることがあります。

#### 4. 靴の消耗や変形

O脚の人は、足の外側に体重が集中するため、靴の外側が特に早くすり減る傾向があります。これは、歩行時に足の外側に力がかかりやすく、靴底が不均等に消耗するためです。靴が変形することで、さらに歩行バランスが崩れ、膝や足首に負担が増える悪循環に陥ることがあります。

#### 5. 膝関節の変形と変形性膝関節症のリスク

O脚が進行すると、膝関節の軟骨がすり減り、関節が変形するリスクが高まります。特に膝の外側部分の軟骨が摩耗しやすくなり、変形性膝関節症(膝OA)を引き起こすことがあります。この疾患は、膝の痛みや腫れ、可動域の制限を伴い、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。重度の場合は、手術による治療が必要になることもあります。

#### 6. 姿勢の悪化と体幹の筋力低下

O脚の人は、足の骨格が通常とは異なるため、自然と姿勢が悪くなりやすいです。特に、腰が前方に突き出し、背中が丸くなる「猫背」になりやすくなります。このような姿勢が続くと、体幹の筋肉が弱くなり、腰や背中に痛みが生じることがあります。さらに、姿勢の悪化は、全身のバランスに悪影響を及ぼし、他の筋肉や関節にも負担がかかります。

### O脚と巻き爪の関係

#### 1. 足の形状と歩行バランスの影響

O脚は、足全体の形状や歩行のバランスに影響を与えるため、巻き爪のリスクを高める要因となります。O脚の場合、足の外側に体重がかかりやすく、内側の爪に対しても不自然な力が働くことがあります。これにより、爪が正常な形で成長できず、皮膚に食い込む「巻き爪」の発生が促進される可能性があります。

特に、足の親指や小指に負担がかかりやすく、これらの指の爪が巻き爪になるリスクが高まります。O脚の影響で歩行時に足の内側と外側がアンバランスに使われるため、爪に対する圧力が不均一にかかり、爪が曲がりやすくなると千葉市【巻き爪じゅん】は考えます。

#### 2. 靴の圧迫による影響

O脚の人は、足の外側に負担が集中するため、靴の選び方も重要になります。合わない靴を履くと、さらに足全体が圧迫され、巻き爪のリスクが増大します。特に、つま先が狭くなっている靴や、かかとが高い靴は避けるべきです。これらの靴は、O脚による足の不均衡をさらに悪化させ、爪の成長を妨げる要因となります。

また、O脚の影響で足の外側に靴が強く当たると、爪の外側部分が圧迫され、巻き爪が発生しやすくなります。このような靴の圧迫は、特に爪の端が皮膚に食い込む形で巻き爪を引き起こし、痛みや炎症を伴うことがあります。

#### 3. 足のケア不足と巻き爪のリスク

O脚の人は、足の形状が通常と異なるため、足や爪のケアが難しくなることがあります。特に、足の爪をまっすぐに切ることが困難で、爪が皮膚に食い込みやすくなります。O脚によって足のバランスが崩れると、爪を正しい形でケアすることが難しくなり、巻き爪が発生するリスクが高まります。

また、O脚による不自然な足の使い方が続くと、足の血行が悪くなり、爪の健康状態が低下することもあります。爪が弱くなると、巻き爪が発生しやすくなり、さらにケアが難しくなるという悪循環に陥ることがあります。

#### 4. インソールの使用による予防

O脚による巻き爪のリスクを軽減するためには、足のバランスを改善するインソールや矯正器具の使用が有効です。これにより、足全体に均等な体重を分散させ、足の外側にかかる負担を軽減することができます。また、インソールを使用することで、歩行時の姿勢やバランスが改善され、巻き爪のリスクも低下します。

正しいインソールは、足のアーチをサポートし、足全体の形状を調整するため、O脚が進行するのを防ぐだけでなく、巻き爪の予防にも役立ちます。

千葉市【巻き爪じゅん】では3D足型測定器を使用してオーダーメイドのインソールを作成することも可能です。お気軽にご相談ください。

#### 5. O脚と巻き爪の予防策

O脚による巻き爪を予防するためには、次のような対策が重要です。

O脚の人は、足に合った広いつま先の靴を選ぶことが大切です。狭いつま先の靴やヒールの高い靴は避け、足全体に均等に圧力がかかる靴を選びましょう。

 

O脚矯正用のインソールを使うことで、足全体のバランスを整え、足の外側にかかる負担を軽減できます。これにより、爪に対する不均一な圧力が減り、巻き爪のリスクを低下させることができます。

O脚による巻き爪を予防するためには、定期的な爪のケアが不可欠です。爪をまっすぐに切ることを心がけ、爪の角を丸くしないようにすることで、皮膚に食い込みにくくなります。また、爪が厚くなっている場合は、専門家に相談し、正しい爪のケア方法を学ぶことが重要です。

O脚の改善や予防には、脚の筋肉を強化し、柔軟性を保つためのストレッチやエクササイズも効果的です。特に、内側の太ももの筋肉(内転筋)を鍛えることで、膝が外側に向かうのを防ぎ、O脚の進行を食い止めることができます。これにより、足全体のバランスが整い、巻き爪のリスクを低減できます。

– **専門家への相談**: 

O脚や巻き爪が深刻な場合は、早めに専門の医師や足のケア専門家に相談することが大切です。彼らは、適切な治療方法やインソール、矯正器具などを提案し、症状の進行を防ぐサポートを行ってくれます。

千葉市【巻き爪じゅん】では足を専門としている柔道整復師も在籍しています。お気軽にご相談ください!

### 結論

O脚は膝や足全体にさまざまなデメリットをもたらし、歩行バランスや姿勢に悪影響を与えるだけでなく、巻き爪のリスクを高める要因にもなります。O脚の影響で足の外側に過剰な負担がかかるため、爪に対する圧力が不均一になり、爪が皮膚に食い込んで巻き爪が発生しやすくなります。

巻き爪を予防するためには、O脚の改善を図ることが重要です。足に合った靴やインソールを使用し、正しい歩行バランスを保つことが、O脚による巻き爪の発生を防ぐために有効です。また、定期的な爪のケアやストレッチ、エクササイズを取り入れ、足の健康を維持することが大切です。

O脚と巻き爪のリスクを軽減するためには、早期の対策とケアが不可欠です。適切な対策を講じることで、O脚による足の問題を予防し、健康で快適な生活を送ることができるでしょう。

巻き爪を予防する方法の相談だけでも千葉市【巻き爪じゅん】は受け付けていますので、お気軽にお声がけください!

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