陥入爪と巻き爪の違いについて船橋市【巻き爪じゅん】が解説!

著者:船橋市【巻き爪じゅん船橋店】 木原淳一

最近、巻き爪と陥入爪の違いについて船橋市の方からお電話やLINE・ご来店で質問を受けることが多いです。

目次

### 陥入爪と巻き爪の違い

#### 1. 陥入爪とは

陥入爪(かんにゅうそう)とは、爪の一部が周囲の皮膚に食い込む状態を指します。特に足の親指に発生することが多く、爪の先端が深く皮膚に食い込むと炎症や痛みを引き起こすことがあります。陥入爪は、足の形状や爪のカット方法、爪自体の形状、靴のサイズなどの複合的な要因によって発生します。

陥入爪は、爪が皮膚に食い込んで炎症を引き起こす状態で、通常、次のような段階を経て悪化します:

1. **初期段階**:

爪の一部が皮膚に軽く当たり、軽度の痛みを感じる。

2. **中期段階**:

爪が皮膚に深く食い込み、炎症や腫れ、場合によっては感染が起こる。

3. **重度段階**:

食い込んだ爪の周囲に肉芽組織が形成され、激しい痛みや持続的な感染が見られる。

陥入爪の原因は主に以下のような要因が考えられます:

– **不適切な爪の切り方**:

爪を深く切りすぎたり、丸くカットすることで爪が皮膚に食い込みやすくなります。

– **靴の問題**:

窮屈な靴や先が細い靴を履くことで、爪が圧迫されて皮膚に食い込みやすくなります。

– **足の形状や歩き方**:

外反母趾や扁平足などの足の形状や、歩き方が原因で、爪に負荷がかかりやすくなり、陥入爪を引き起こすことがあります。

治療としては、爪のカット方法の見直しや、足に合った靴を選ぶことが重要です。また、重度の場合は、医療機関での治療が必要となることがあります。例えば、爪の一部を除去したり、爪床(爪の下の皮膚)の一部を切除する手術が行われることがあります。

#### 2. 巻き爪とは

巻き爪とは、爪の両端が内側に巻き込み、円弧状に変形する状態を指します。この状態では、爪が皮膚に直接食い込むことは少ないですが、巻き込んだ部分が圧迫されることで痛みや不快感を引き起こします。巻き爪は、遺伝的な要因や加齢による変化、長期間の不適切な爪の手入れ、または靴の選択によって引き起こされることがあります。

巻き爪は以下の段階で進行します:

1. **初期段階**:

爪の両端が軽く内側に曲がり始め、時折痛みを感じる程度。

2. **中期段階**:

爪の曲がりが進行し、靴を履くと痛みが増す。場合によっては、軽度の炎症が発生する。 

3. **重度段階**:

爪が完全に内側に巻き込み、爪の下や周囲の皮膚に痛みや炎症を引き起こすことがある。

巻き爪の原因には以下のものがあります:

– **遺伝的要因**:

家族に巻き爪の傾向がある場合、遺伝的に巻き爪になりやすい。 

– **爪のカット方法**:

爪をまっすぐではなく、角を切りすぎると巻き爪になりやすくなります。

– **不適切な靴の選択**:

足に合わない靴や、長時間の圧迫が爪に負担をかけ、巻き爪の原因となります。

– **外傷や病気**:

外傷や特定の病気により、爪が正常に成長できなくなり、巻き爪を引き起こすことがあります。

巻き爪の治療方法としては、症状の進行度に応じた対応が必要です。軽度の場合は、適切な爪の手入れや足に合った靴の選択、市販の巻き爪器具を使用することで改善が望めますが、症状が進んでしまった場合は、専門店や医療機関での専門的な治療が必要となります。

#### 3. 陥入爪と巻き爪の違い

陥入爪と巻き爪は、どちらも爪と皮膚の間に問題を引き起こす点では共通していますが、いくつかの明確な違いがあります。

本日ご来店の船橋市の方は巻き爪と陥入爪を併発していました。

1. **症状の発生部位**:

   – 陥入爪は、爪が皮膚に食い込むことで発生します。特に、爪の側端部が皮膚に深く入り込むことが特徴です。

   – 巻き爪は、爪が内側に巻き込む形で変形する状態です。爪が全体的に湾曲し、弧を描くように変形します。

2. **痛みの原因**:

   – 陥入爪の痛みは、爪が直接皮膚に食い込むことで炎症や感染が引き起こされることに起因します。

   – 巻き爪の痛みは、爪が内側に巻き込むことにより、周囲の皮膚や爪床に過剰な圧力がかかることが原因です。

3. **原因**:

   – 陥入爪は、主に爪の切り方や靴の選択、足の形状などによって引き起こされます。

   – 巻き爪は、遺伝的要因や加齢、爪の手入れ方法、不適切な靴の選択などが主な原因です。

4. **治療法**:

   – 陥入爪の場合、軽度ならば適切な爪の切り方や靴の改善で対処できますが、重度の場合は専門的な処置や手術が必要となることがあります。

   – 巻き爪の場合、軽度ならば矯正器具の使用や爪の手入れで改善しますが、重度の場合は矯正器具の使用等が必要です。

5. **予防方法**:

   – 陥入爪の予防には、適切な爪の切り方(爪をまっすぐに切ること)が重要です。また、足に合った靴を選ぶことも大切です。

   – 巻き爪の予防には、足の指にしっかりと荷重した歩き方が必要です。船橋市【巻き爪じゅん】では歩き方のポイントもご案内していますので、お気軽にお声掛けください。

#### 4. 総合的な考察

陥入爪と巻き爪は、どちらも足の健康に大きな影響を与える疾患ですが、そのメカニズムと対処法には違いがあります。陥入爪は爪が皮膚に食い込むことで直接的な痛みと炎症を引き起こし、適切な爪の手入れや靴の選択によって予防が可能です。対して巻き爪は、爪自体が内側に巻き込むことで圧力が加わり、爪周囲に不快感や痛みを生じさせます。巻き爪の予防には、遺伝的な要素を考慮しつつ、正しい爪の手入れや靴の選び方・歩き方が重要です。

どちらの場合も、症状が軽度のうちに対処することが重症化を防ぐために重要です。症状が進行する前に、適切な対策を講じることで、痛みや不快感を軽減し、健康な足を保つことができます。

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